AsMamaママサポーター:髙橋 祐美





あの人に聞けば何かわかるかも!って思い出してもらえる存在に

豊田市で子育てシェアを広めている株式会社AsMama認定・ママサポーターの髙橋 祐美さん。
10代で結婚・出産し、29歳で2人目を産み、現在2児の男児を子育て中の笑顔が素敵な女性です。
自身の経験を活かし、若いママや子育てで困っている人を手助けしたいと活動している髙橋さんにお話を伺ってきました。

髙橋 祐美(たかはし ゆうみ)

株式会社AsMama・ママサポーター、若ママサークル代表

1987年生まれ
長崎県出身、5歳~豊田市育ち


HP⇒https://kosodate-share.asmama.jp/
Facebook⇒https://www.facebook.com/yuumi.yamasita.1
LINE ID⇒@zsc5962n

頼り合いの輪を広げたい。

■猿渡
今活動されているAsMama(アズママ)のママサポーターってどんな活動かお伺いしてもいいですか?

□髙橋
えっと、AsMamaは、昔は普通だったご近所での頼り合いが、今はなくなってきているので、子育てシェアという保険も完備したシステムを使って、ご近所で安心・安全に気兼ねなく頼り合いましょうというのが基本です。
近場で……例えば、幼稚園や保育園が一緒とかアパート・マンションが一緒って人で登録しあって、頼り合ってねっていうのが広めたい形です。
ただ、現状はママサポーターに預ける形がほとんどですね。

■猿渡
現状は、登録者同士で預け合うというのは少ないということでしょうか。

□髙橋
そうですね、どうしても今の時代、人見知りがあったりとか頼るのが苦手とか、頼りたいけど仕事が忙しくて頼れる相手に出会えないっていうママが多いので、私たちママサポーターがつながりを作れる出会いの場を設けるというのをやってます。
それが交流会だったりとかイベントへのブース出展だったりとか。
全国の大型商業施設などで子育て応援フェアもやっているので、子育て応援フェアにくると子育てシェアの説明を聞いたりママ友を作ることもできますよって宣伝したりしてます。

■猿渡
ママサポーター自体は資格っていうことになるんですか?

□髙橋
面接をして、動画で研修を受けて、動画のテストも受けて。インターネットで見るだけじゃなく、消防署とかでやってる救命講習を受けたり、実際のお預り体験をしたり。
だからママサポーターっていうAsMama認定の資格になります。

■猿渡
現在豊田市のママサポーターはどれくらいいるんでしょうか?

□髙橋
豊田市だけでいえば5人になります。
ただ、今活発に稼働しているのがほぼ私だけという状態ですね。
どちらかといえば名古屋あたりがメインなんですよ。千種区とか、名東区とか。
あと日進のハウジングセンターでイベントを毎月1~2回定期開催しているので、そこが中心地みたいになってるんです。
だからか、三河エリアはママサポーターが全然いなくて。

■猿渡
サポーターもいないし、AsMamaのシステム自体に登録してる人もちょっと少なめということですか?

□髙橋
登録者は山ほどいて。
岡崎のイオンでフェアをやったときも、「登録してるんですけど、誰に預けたらいいんですか?」って言われるぐらいママサポーターがいなくて。
今また研修生が何人か増えてきてるので、それでまたちょっと状況が変わるといいなと。

子どもがきっかけで好きなことを思い出した。

□髙橋
実は私、元々保育士になりたかったんですよ。
いろいろあって高校の時とかグレたりして、それでちょっと忘れてて、ふと「何をやりたい?」って言われたときに保育士だと思って。
推薦で大学も受かってたんですけど、妊娠してるとわかったから辞退したんです。
でもいつか育児が落ち着いたら保育士をもう一回考えようって思ってて。
それで息子が小3のときかな、2人で時間ができたねって、共通して好きなもので何かやろうよって話してて。
息子が「小さい子が好きだ」って言ったときに、それを聞いて「そういえば私保育士になりたかったんだ」っていうのがふと出てきたんです。

■猿渡
子どもの言葉がきっかけだったんですね。

□髙橋
そうなんです。それで、ああそうだって思って。
じゃあ何か子供に関することを……でも資格がないし、今から学校行くとお金も時間もかかるし無理だから、何か気軽にできるのが無いかなって調べて、ネットで検索して検索して見つかったのがAsMamaで。

■猿渡
良いですね。子どもと共通でできることって。

□髙橋
そう、一緒にできるし、一緒に預かって一緒にみんなで遊んで。子どもを置いて出かけることもないし。
それで、息子に「どう思う?」って聞いたら「良いと思う。僕もやる」って言ってくれて、「一緒にやろうよ」ってはじめたんです。

■猿渡
AsMamaでママサポーターをはじめて、保育士とは違う形だけど子どもと関わるっていう夢も叶えられつつあるし、子どもと一緒に何かをするっていうところも叶えられてるって感じですね。

若い世代が頼れる場をつくりたい。

■猿渡
若くして母親になったときに大変だったことはありますか?

□髙橋
18歳で母親になったんですが、10代のお母さんという偏見じゃないけど冷たい視線がすごくあって。
今だとまだ受け入れられる時代だけど、10年前だとなかなかすごい厳しい世の中で。
当時は、児童館とかああいうところに行くとすごい態度が冷たくて。だからどこにも頼ることができなかったです。
ママ友を作る場もなくて、友達も全然できなくて、当時はmixiでサークル探して、そこに入って……その仲間は今も仲良くやっていますね。

□髙橋
だから、若い子に向けた情報を発信してあげたいというか、若い子に提供できる場をって今は思ってて。
それで若いママ向けのサークルとかもやってるんですけど。

■猿渡
なんていうサークルなんですか?

□髙橋
そのままです。若ママサークル(笑)

■猿渡
わかりやすいですね。 交流館とかでやってるんですか?

□髙橋
いえ、自分だけネットとかで募集して、今は17人くらい。
21歳くらいから30歳そこそこまでの年代でやってます。気持ちが若い子で、ギャル系が多いかな。25歳くらいの年代の子が多いです。
楽しく、なおかつ無料で、公園とか水遊びとかそういう感じで交流ができたらいいなという感じで今は月1回とかでやって。

■猿渡
遊ぶ場所は豊田周辺が多いんです?

□髙橋
いえ、もうバラバラで、メンバー名古屋から豊橋までいるんで。
だから、その都度参加できる子を募って。

■猿渡
その時のメンバーで決めるっていう感じなんですね。

□髙橋
はい。この前は刈谷のハイウェイオアシスで水遊びして、それはパパ交流、家族参加型にして集まりました。
AsMamaでママサポーターとして立ち上げた交流会に参加してくれた子がサークル入ってくれたりとか。サークル入ってる子がAsMamaに登録してくれたりとか。
そんな感じで同時運営みたいな感じになってますね。

■猿渡
うまく両立してるんですね。

□髙橋
なんとか(笑)何かするときに、自分がやるときにこの辺の人がいなかったので、1人ではじめようってなったから……だから、なんでも近くでこういう人がいるんだって思ってくれたほうがやりやすいかなって。

■猿渡
何かあったらこの人に話聞いてみようって思える人がいるのは嬉しいですよね、心強いし。

□髙橋
それが1番いいかなって。
私、ママサポーターはじめたときに周りに誰もいなかったから名古屋まで行ったりとか。ちょっと前までは安城にママサポーターがいてくれたので、安城の人に相談してみたりとかもしてたんですけど。
でもやっぱり遠い感じ?があったんです。
AsMamaってテレビでも結構紹介されてるんですけど、実際身近にあったら「あ、ここにあったんだ!?」みたいな、そういうのいいよなって思います。
豊田のこんな田舎でもやってるんだみたいな(笑)

無理せず、コツコツやることが大切。

■猿渡
ママサポーターや若ママサークルをはじめたときには、周りに誰もいなかったわけじゃないですか、頼れる人とかも。
そういうときってくじけそう、諦めそうになることってあったかと思うんですが。
でも今こうやって続けられてる源ってありますか?

□髙橋
源……うーん。
元々から稼ごうっては思ってなくて、趣味じゃないけどのんびりっていうか。
自分が長いことやってれば、コツコツやってれば多分誰かが気づいてくれるんじゃないかなっていう。
だから最初、急いで広めなきゃっていうよりはもっと自分が勉強したいって思って。
1年くらいはいろんなAsMamaのイベントに行ったんですよ。
自分自身も知ってもらわないと先輩にも助けてもらえないじゃないけど、情報もらえないと思って。
「どういうことやってるんですか?」って言って、「どういう風にやってますか?」っていうのをとにかくいろんな人を見て回って。この人はこういうやり方なんだと。
人それぞれやっぱりすごい長所があるから、いろんなやり方を見て、自分ならではのやり方をと思って。旦那にも「そんなに急がなくていい」って、「自分のペースで、分かってくれる人は絶対分かってくれるから」って言われて。そうだなって思って。
派手にやらなくてもコツコツやってれば、いつか呼んでもらえるんじゃないかとか、見つけてくれるだろうという感じでやってます。

■猿渡
AsMamaもそうだし、若ママサークルもそうですけど……こういう人に利用してもらいたいとか、こういう人はぜひ話を聞きにきてほしいなっていうのはありますか?

□髙橋
困ってる困ってないは関係なくて、困ってなかったら自分が助けられるし、困ってれば助けてもらえるし。どちらでも活用できるので。
まず知っててほしいなって思います。
利用するしないは関係なく。こういうサービスがあるんだなっていうのを知っててほしいなって。
知らないって損だなって思うから、それに興味なければ全然スルーしてくれても。
ただ、これすごいなって思ったときに周りに教えてあげてほしいなと思います。
私もいろんな情報やイベントを発信するんですけど、やっぱり知らないって怖いので……情報を伝えていきたいなと。
あの人に聞けば何か分かるかも、じゃないけど、そういう存在でいれたらいいなと思います。

取材・文:猿渡 菜都美