豊田女性名鑑編集長:猿渡 菜都美





「何かしたい、働きたい、そんな想いを叶えたい」

豊田市に住み始めて4年目の猿渡 菜都美さん。子育て中のかたわら、ライターや校正者として活動しています。
豊田市に来たときに、いろいろな活動をしている女性が多いと感じ、もっと気軽に知れる場があればいいなと『豊田女性名鑑』を作ることを決めたそうです。
そんな猿渡さんにお話を伺ってきました。

猿渡 菜都美(さるわたり なつみ)

ライター、校正者、Office context代表

1989年生まれ
愛媛県出身


HP⇒http://natsumiyako.com
Facebook⇒https://www.facebook.com/office.context/
Instagram⇒@natsumiyako

きっかけは自分の悩みや疑問から。

■渡辺
なぜ『豊田女性名鑑』を作ろうと思ったんですか?

□猿渡
理由は2つあって……1つは、長男が生まれてちょっとしたときに、「何かしたいな」と思ったんですよね。
趣味になるものでも良いし、仕事でも良いし、子連れでもできることでも良いし、何でも良かったんですけど、育児以外のことをしたくて。
でも、どうやって見つけるかわからなくて。
広報見たり、ネットを調べたりしたんですけど、なかなかしっくりくることに出会えなくて。
そのときに思ったんです、「何かしたいなと思っているときに気軽に見れて、何かきっかけをもらえる情報サイトがあればいいな」って。

■渡辺
もう1つは?

□猿渡
もう1つは、豊田市に来たときに起業だったり、市民活動だったり、教室だったり、いろいろなことをしている女性が多いなと思ったんです。
でも、どんな人がいて、どういう活動をしてるかって、自分と縁があって知り合った人のことしかわからないなって。
私の知らない人で、面白いことをしてる人や素敵な人がまだたくさんいるんだろうなと。そう思ったら、豊田市で活躍する女性とたくさん出会ってみたいなと思い始めて。
……ただ出会うだけじゃ自己満足で終わるよなと思ったときに、「あ、活躍してる人たちを紹介することで、『何かしたい』と思っている人たちが『この人の教室・イベントに行ってみたい』『この人に会ってみたい』と背中を押してあげることができるんじゃないかな」って。

■渡辺
それで『豊田女性名鑑』を作ろうと。

□猿渡
はい。初めはばく然と考えていただけだったんですけど、少しずつ具体的にイメージを固めていって、やっと形にできました。
ただ一覧で紹介するだけでなく、私が得意とする「書くこと」を活かしインタビューを掲載することで、より人となりがわかるようにしました。

関わる女性がイキイキと過ごせる環境づくりをしたい。

■渡辺
どんなサイトにしていきたいですか?

□猿渡
豊田で活躍する、頑張る女性を応援するサイトに、また、豊田で何かしたいなと考えている人がきっかけやヒントを得られるサイトになれば良いなと思います。
それから、もう一つ。
まだこれから整えていくことですが、こういったインタビューや記事作成などを外注のスタッフさんに任せていこうと思っていて。

■渡辺
業務委託という形ですか?

□猿渡
そうですね……お願いするのは子育て中の方が良いなと考えていて。
「子育て中でも働きたい」って思っている人っていると思うんですよね。
でも、子どもがいるから無理、預けられる場所がないから働けないとか、時短で働けるところが少ないとか、いろいろな理由で仕事をあきらめている人も多いのかなと。
そういう人に、働き方のひとつとして場を提供できたらなと思って。

■渡辺
子どもがいても働けるという場……ということですね。

□猿渡
子どもがいても……というよりは、業務委託・在宅という働き方ですね。
「働く=正社員・パート・派遣」というイメージの人が多いかなと感じていて。
それが悪いわけではないけれど、働き方が多様になっている今、業務委託・在宅での働き方もあるというのが提示できればなと思っています。
また、ただ業務委託でお願いするだけでなくて、その方の今後も考えて、取材のコツやライティングのコツなどもしっかり伝えていけたらなと。
まだ仕組みを考えているところなので、これからしっかり練っていきたいと思います。

□渡辺
しっかりスキルアップも見込める仕事ということですね。

■猿渡
そういうふうにできるように頑張っていきたいです!

「仕事」は生きがい。

■渡辺
猿渡さんってほかにも仕事をされているんですよね?

□猿渡
はい、リモートワークでライター業務、業務委託で校正作業などを行っています。あとは夏休み限定で読書感想文教室も。
下の子がまだ小さいので、家でできる仕事がメインですね。

■渡辺
在宅とはいえ、子どもがいながらの仕事は大変ではないですか?

□猿渡
大変……と感じたことはあまりないです。
あ、〆切が重なるとちょっとイライラしちゃいますね。
あとは仕事に熱中しすぎて、家事を後回しにしちゃったり(笑)
……元々書くことが好きで、今は好きなことを仕事にできているのでなおさら熱が入っちゃって。
反省することもありますが、大変というよりは楽しいですね。

■渡辺
好きを仕事にできるって良いですね。

□猿渡
そうですね、長男出産後くらいから「文章に関わる仕事をしたい」といろいろ探していて。
ランサーズなどクラウドソーシングで仕事をしたり、外注募集している企業に応募したり……フリーで2年ほど活動していて。
友人からの相談がきっかけで読書感想文教室をはじめたり、前職でお世話になった方からリモートワークを紹介してもらいパート勤務をはじめたりと、人との縁で仕事の幅が広がった感じで……本当にありがたい限りです。

■渡辺
猿渡さんにとって仕事ってどんな存在なんでしょう?

□猿渡
私にとっては”生きがい”ですね。
悩むことは多いですが、仕事をしているときは楽しいですし、集中力が高まっている状態が好きです。
でも、子育ても大事にしたいので、目下の課題は仕事と子育ての両立かなと。

■渡辺
両立するための秘けつってありますか?

□猿渡
秘けつ……あるなら私も知りたいです(笑)
何でしょう、ありきたりですけど、ON・OFFをしっかりつけるようにして、仕事のときは仕事、子どもと遊ぶときは子どもに専念して、うまく折り合いをつけてという感じです。
長男は小さいころから家で仕事しているのを見ているので、携帯や辞書を触りながら「ぼくもおしごとするの!」って言ってます(笑)

■渡辺
親の背中を見て育つって本当なんですね(笑)

□猿渡
そうですね。自分が何事にも真剣に取り組んで、子どもに申し訳ないという気持ちはもたないようにしてたら、何となく伝わるんじゃないかなって思ってます。

何事にも挑戦してみる姿勢を忘れない。

■渡辺
『豊田女性名鑑』もそうですし、仕事もそうですけど、いろいろしようと思う原動力は何なんでしょうか?

□猿渡
30歳までの間にやりたいことは何でもやってみようと思っていて。
だからですかね、気になることとか興味をもったことはとりあえず挑戦してみるという感じです。

■渡辺
アクティブですね。

□猿渡
そう思ってもらえてたら本望です。
「猿渡さん見てたら元気になる」とか「私もまねして何かやってみようかな」って言われると嬉しいですね。

■渡辺
猿渡さんは人に元気を与える存在というわけですね。

□猿渡
そんな大それたものではないですが(笑)
自分の好きなことをしながら、自分も楽しみつつ、人のために何かできたらいいなと考えながら、いろいろやっています。

文・渡辺 菜都美